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【2回不合格】公害防止管理者大気1種受験記

2020-02-11

公害防止管理者といえば、製造業系の資格でもエネルギー管理士と並んで難関と言われます。筆者は公害防止管理者大気一種を2019年から3回受験してやっと合格までたどり着きました。

「面倒かつ難易度高めの試験」かつ「将来取得が必要となる可能性の高い試験」は早々にパスしておきたかったので、自ら受験を志願しました。結局予想外に苦戦し、1発合格どころか3年掛かりとなってしまいました。そんな筆者の不合格体験記を綴ります。

1. 公害防止管理者とは

1-1. 公害防止の専門的知識を有する人

「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」に基づき義務付けられた、公害防止に関する専門的知識を有する人を言います。高度経済成長期に生じた様々な公害を受けて、各工場に設置が義務づけられています。対象の事業所で有資格者不在の場合コンプライアンス違反になってしまうので、工場勤務限定ながらニーズの高い資格と言えます。

1-2. 条件を満たす事業所で選任必須

大気1種の場合、カドミウム(化合物含む)、塩素・塩化水素、ふっ素・ふっ化水素・ふっ化けい素、鉛(化合物含む)を発生する施設で、排出ガス量が1時間当たり4万立方メートル以上の工場では選任必須です。排ガス種類や量によっては、下位互換の第2~4種でも対応可能な場合もあります。

水質1種の場合、水質関係有害物質排出施設で、排出水量が1日当たり1万立方メートル以 上の工場では選任必須です。

1~4種と別れていますが、普通は上位互換の1種取得を指示されるケースが多そうです。

1-3. 試験範囲は広範、転職では優遇も

法令で選任が必要ながら相応に難関資格なので、取得指示が下りると災難です。優秀な人が集う会社でそこそこ優秀な人でも2年コースになる人が多い印象ですね。特に家庭持ちだと結構辛いです。かくいう私も1年では全科目合格は叶いませんでした。

資格の有無はともかく、工場で排水・排ガスを排出する人は内容を把握しておく必要があるでしょう。社会4~7年目くらいが最適で、できれば独身か既婚でも子どものいない時期に取っておくことをお勧めします。

工場勤務限定資格ですが有資格者が少ない層で、転職時に優遇されることも多い様子。2回の転職経験があり何百社もの求人情報を精査しましたが、募集要項の歓迎項目に挙がっている数少ない資格群の一つです。

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2. 大気1種公害防止管理者試験の3つの特徴

工場からの廃煙で環境汚染される公害イメージ写真

2-1. 特徴①受験資格なし

受験資格はなく誰でも受けられます。大気・水質・騒音振動などがメジャーなところで、大気と水質は1種~4種に分かれます。大気・水質とも1種が最上位資格で、2~4種は下位互換の限定資格です。僕は「大気1種」を受験したので、本記事では「大気」を扱います。

2-2. 特徴②:ヘビーな6科目構成

試験は全部で6科目です。公害総論15問、大気総論10問、大気特論15問、ばいじん・粉じん特論15問、大気有害物質特論10問、大規模大気特論10問となっています。

合格点は各科目で60%以上。2つの総論と4つの特論からなります。総論は各自の一般教養レベル次第で難易度が結構変わります。僕はこの手のセンスは恵まれていて、過去問以外の対策無しで合格点がとれました。

特論は結構厄介です。業務で使っている人は当然の内容かもしれませんが、大半の受験者にとってはかなりボリューミーです。

初回受験の場合6科目を1日でこなすことになります。初めから一発合格を目指すなら総合力が問われる、結構大変な試験になることを覚悟しておきましょう。

2-3. 特徴③:難関、1発合格率は2~7%

公害防止管理者の一発合格率、免除科目数と合格率
免除科目数と合格率、産業管理協会HPより抜粋
http://www.e-jemai.jp/purchase/back_number/back_number/P016-023_201610.pdf

試験の「一発」合格率は大気1種で2~7%と超難関です。2科目免除でも2~13%となっており、2年コースなら受かるとも言えないような難易度です。水質1種や騒音・振動も一発合格率は10%程度となっており、何年かかっても受からない人がいる狭き門と言えそうです。

成績優秀で大学の奨学金返済が免除になった人、社費留学に行くような人でも家庭持ちでは一発合格できていないです。独身貴族で優秀(大学なら最低でも旧帝大以上のイメージ)、かつ勤勉な人でやっと一発合格が見えてきます。

1年に1回しか受験できず、試験会場も全国9会場のみ受験可能で受験そのもののハードルが高いです。朝9:35から17:20まで、途中退出不可と、体力面でもなかなかハードな試験です。

3. 一発合格を逃した3回の受験体験記

2019年(令和元年)に初受験で不合格(6科目中4科目合格)、翌2020年にも不合格(残り2科目中1科目合格)、翌2021年に念願の合格となりました。そんな筆者の受験動機や勉強期間、試験の出来栄えを紹介します。

3-1. 不純な受験動機が悲劇のはじまり

ばいじんを大量に扱う仕事をしていて公害防止のための措置を知らなかったでは済まないわけで、法令での規定や予想される悪影響と主要な対策案はある程度知っておく必要があると考え自ら受験を志願

また社費で受験できて合格時には奨励金まで貰えるというのも大きな動機の一つです。意外と受験会場までの交通費とか受験料を自腹で払って資格取るのは勿体ないわけで、社費で受験できるうちに受験しておこうというのも受験動機の一つです。上司からの指示等の受身な理由でなければ、動機は何だっていいと思います。

会社に逆らえないキャリアよりも、自分で選ぶキャリアの方がカッコいいです。たとえ動機が何であれ、主体的に進めたいところです。

3-2. 3回の試験結果

3回受験した筆者の試験結果です。1回目は4科目合格、2回目、3回目で各1科目合格して晴れて資格取得となりました。

2019年2020年2021年
公害総論○10/15免除免除
大気総論○8/10免除免除
大気特論○9/15免除免除
ばいじん・粉じん特論○13/15免除免除
大気有害物質特論×5/10○8/10免除
大規模大気特論×3/10×5/10○7/10

3-3. 体験記①:1回の試験対策 (結果:不合格)

1回目の準備期間は2か月間で合計50時間程度。対策問題集が会社支給で7月初旬に受験勉強を開始。9月上旬に衛生管理者受験で3週間中断期間があったのも痛手でした。公害防止管理者は二足の草鞋を履けるほど生易しくはありませんが、読みが甘かったです。

平日は昼休み20分×週4日間と夜間に30分×週3日を約2か月、出張の移動移動時間と週末で各2時間×10日、前日の追い込み4時間程度です。0歳児の育児・家事をやりながらの勉強は予想以上に辛かったです。

残念ながら1発合格は程遠い結果となってしまいました。総論2科目は想定通りの正答率で、最小限の労力で科目合格までこぎつけました。ここまでは予定調和です。

大気特論は危なかったですが、煩雑な計算問題を正答したのが大きかったです。実はまぐれだったとは言えなかったわけですが、科目合格なので都合よく解釈しておきます。 ばいじん・粉じん特論は最も力を入れただけあって予想以上の出来栄えでした。この2科目のやり直しは勘弁したいと思っていたので何よりです。

落とすとすれば大規模有害物質特論だと思っていたら、案の定でした。1種衛生管理者まで欲張ってしまったのが間違いでした。大規模大気特論は論外でしたね。ふんわりしてましたが、全く理解できていないとできなかった自覚も生まれないということなんでしょう。

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約2か月後に自宅に結果が郵送されます。結果がわかっているので見たくもないですが、科目合格で翌年受験するときに必要なので大切にとっておきましょう。

無残にも不合格が並ぶ結果通知

3-4. 体験記②:2回目の試験対策 (結果:不合格)

1発合格が叶わなかったのは仕方ないとして、2回目では絶対にとっておきたいところ。しかし結局2回目受験のときも勉強時間は2科目で15時間くらいでした。1か月間昼休み30分を週4日、試験前日に2時間、試験当日に5時間.。ちょうどこの時期は転職活動が佳境を迎えていました。職務経歴書作成から企業情報の詳細分析や面接対策など、正直言って試験勉強どころではありませんでした。

2回目でたった10問の大気有害物質特論と大規模大気特論だからさすがに大丈夫だろうと、試験を15分で終わらせて残り時間はのんびり寝てたのが最大の敗因です。実際にはちょっとした引っかけで1問落としてしまったので、勉強時間としてはこれでも足りていました。

見直しすれば絶対に気づけていたはずなので、滅茶苦茶悔しかったですね。試験時間目いっぱいまでしっかり見直ししましょう。慢心は怪我の元です。10問しかない科目は1問当たりのダメージが大きく、公害防止管理者ではリカバリーが効きにくいです。2回目も社費で受けられて出張日当まで貰えたのが不幸中の幸いでした。

3-5. 体験記③:3回目の試験対策 (結果:合格)

3回目は入念に対策して臨みました。勉強時間は平日毎日に15分を1か月、休日に2時間を1か月、前日と当日で合計7時間の計20時間。今回落ちると科目免除が4科目なくなるという後がない状況だったので、過去問だけでなく電話帳もかなり細部まで読み込みました。

それでも毎回初めてみるような重箱の隅をつく問題が出るのが公害防止管理者試験。さすがに大規模大気特論だけなので3回目は合格でしたが、これだけ勉強して7問しか取れないとは流石に思いませんでした。過去5年間で出題実績のある問題は確実に正答できないと合格は厳しい試験ですね。

転職して手当が出なくなったので受験料・交通費とも自費です。5科目の勉強時間を無駄にはしたくないので、悔しかったけど仕方ないです。

3-6. 3回の受験記まとめ

平日夜に十分な勉強時間を確保できれば60時間程度(1.5~2か月)の勉強期間でも一発合格できる可能性はあると思います。ペーパーテストが苦手な方はプラス2か月くらいでしょうか。3-4か月程度見ておきましょう。少なくとも一夜漬けではどうにもなりません。転職で多少なりとも優遇されるだけの資格ならではですね。

エネルギー管理士も比較的難しい部類の資格で、プラント専門家出なければ一夜漬けでは派が絶ちません。公害防止管理者よりはわずかに易しいですが、油断してはいけない資格の一つですね。

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不合格を避けるためにも、書籍はケチらずに購入し、しっかり勉強して臨みたいところですね。。。

4. 3回受験した筆者が考える有効な試験対策

4-1. 過去問のみの対策では不安だけど…

1回目の受験時は使用教材は過去問集のみ。社費で購入・支給された公式過去問を使いました。 『新・公害防止の技術と法規 大気編』、俗にいう「電話帳」も社費で支給されたのですが、内容が詳しすぎて読みませんでした。今思えばこれが一発合格の阻害要因でしたね。 過去問ですら5年分載ってますが、勉強できる時間を考慮して4年分しか手を出しませんでした。

公害防止管理者試験は過去5年間で出題実績のある問題は確実に正答できないと合格は厳しい試験です。そんな問題あったっけ?という問題が毎年必ず出題されるため、過去問のみの対策だとリカバリーが効きません。合格点以上とるためには過去問内容以外に業界専門知識・素養のいずれかが必要だからです。ただそもそもの分量が多すぎるため、過去問を確実に固めることを最優先にした方がいいですね。

過去問は『公害防止管理者等国家試験 正解とヒント』(以下「公式本」)と「緑本」がありますが、「緑本」は解説があまりに貧弱で記念受験組の人におすすめできる本です。公式本は初学者でも読み込めば理解できる解説がついているので、少々お高いですがケチらず買いましょう。

4-2.対策①:総論は過去問のみで乗り切りたい

公害総論、大気総論は各10問。4年分を10周くらいやりました。最初の3週は丁寧に、残り7周は知識の定着確認で流す感じでした。6科目の中では最も手を抜いたのが総論2科目でした。公害総論、大気総論は知らない問題も毎年2-3題は出題されるので、過去問は確実に回答できるようにしておきましょう。特に丸暗記では当日のど忘れリスクが高くなるので、理屈付け・関連付けして覚えることをお勧めします。

例えば定番問題の一つ、産業廃棄物について。構成は上位から汚泥→動物ふん尿→がれきとなっています。産業別では上位から「電気・ガス・熱供給・水道業」「農業、林業」「建設業」となっています。 「上下水道の汚泥が一番多い」「農業の動物糞尿」「建設業のがれき」と関連付けて覚えておくと幾分かイメージしやすくなり、呪文のように唱えるよりは覚えやすいと思います。

総論はベースの教養がものを言います。確かに全く同じ問題は出ませんが、何となく同じことを問う出題が多いです。本質を理解できていれば楽に乗り切れるのが総論2科目と言えそうです。一般常識のセンスがない自覚のある人は「電話帳」で補足しておいた方がよいでしょう。

4-3. 対策②:大気特論は計算問題を確実に正答したい

大気特論は各15問、内容・量ともかなりボリューミーです。過去問4年分を10回くらい回しました。知識も丸暗記して終わりではなく、丁寧に理解をする必要があります。

過去問3年分くらいで計算問題を除いて40-50%くらいは取れるので油断しがちですが、実は燃焼の計算問題を解けるかどうかが合否の分かれ目です。マニアックな知識を過去問7-8年「確実に」暗記、過去問3年分+計算問題をしっかり理解、のどちらかを選択することになります。

6科目ある試験では知識を確実に記憶しておくことは予想以上に難しいです。また勉強時間が十分に確保できない人も多いと思います。なのでよほど計算にアレルギーがある人以外は再現性の高い計算問題をマスターすることが合否の決め手になります。僕の場合も過去問4年分をそれなりにやり込んでいたにもかかわらず、計算問題に救われて科目合格になっています。

4-4. 対策③:ばいじん・粉じん特論は理解が最重要

ばいじん・粉じん特論は各15問、こちらも内容・量ともかなりボリューミーです。付け焼刃の知識が全く役に立たない科目なので一番時間をかけました。あと個人的には最も身近な科目だったので、今後のためにも力を入れたというのはありますが。

過去問4年分を20周くらい、最初の3週くらいは心が折れそうでした。理解不足のところはネットで補足しながら、自分の言葉で説明できるまで理解しました。集塵や粉じんのミクロな挙動を確認して本質を理解するのは意外と骨が折れます。じっくりやりたいところですね。「電話帳」は意外と原理の踏み込みが不十分なので、過去問+ネット検索での対策がおススメです。

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4-5. 対策④:細かい知識も確実に覚えたい大気有害物質特論

1種衛生管理者や他の科目と少し内容が重なります。やはり過去問4年分を全ページ、5週くらいやりました。15問構成の特論2科目で随分力を取られ、対策が甘くなってしまいました。特に分析方法は細かいですが確実に得点できないと合格点に届かず、確実な記憶の定着が求められます。

過去問だけでは足りないので、しっかり「電話帳」で細部まで押さえておきましょう。意外とページ数は少ないので、手を抜かずに読み込みたいところです。

4-6. 対策⑤:大規模大気特論はポイントを押さえよう

なんとなく簡単で取っつきやすそうな印象を持ち、1年目は過去問も3年分少々しかやりませんでした。もはや時間がなかったのと、大して勉強しなくても受かりそうな気がしたためです。

この科目は筆者にとってポイントが非常に掴みにくかったです。温位の概念、大気の安定度と地上濃度に関する事項、脱硫・脱硝プロセス、鉄鋼・石油精製・ごみ焼却プロセス、風洞実験と大気シミュレーションモデル概念はしっかり理解しておきたいところです。

基本的な現象を十分に理解するためにも、「電話帳」の読み込みをお勧めします。

5. 若いうちに受けたい公害防止管理者

残念ながら社会人初の黒星となり、合格まで3年もかかってしまった筆者。やはりこの手の資格は若手のうちに頑張って取っておいた方がいいと再認識しました。その理由は2つあります。

5-1. 理由①:子育てとの両立はきつい

前年のエネルギー管理士の時は既婚ながらも小なしだったので、結構勉強時間を確保しやすかったような気がします。今回は体感的には大変だったのですが、意外と時間を確保できていなかったのが敗因ですね。公害防止管理者も子育てが始まる前に済ませておきたいイベントですね。

5-2. 理由②:人的資本は複利

もう1つ認識しておくべきことがあります。投資は複利効果があります。これは株式投資だけでなく人的投資も同じ。基本知識があることで仕事が円滑に進むこともあります。

コンプライアンスの重要度が高まるにつれて、設備導入の時には公害防止の観点での設計も必要でしょう。大企業ならチェック機能はあるでしょうが、予め懸案を潰しておけるかどうかはアウトプットのスピード・質に影響します。

人生は勉強の連続です。会社に飼い殺されてしまうと有事に逃げ出せなくなってしまいます。普段からしっかりと研鑽を積み、人材として己の価値を上げ続けましょう。

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歳をとって衰えるのは体力だけでは済みません。 流されるようにサラリーマンをやっていると、知力まで衰えてしまいます。日本の大人は凝り固まってしまってありきたりの発想しかできなくなってきます。人としての能力が劣化すると言い換えてもいいでしょう。 いつまでも社会に価値を提供し続ける大人でいるために、我々は何をすればよいのでしょうか。

  • この記事を書いた人

素材さん

東大卒を活かせてない経歴の社畜。工場勤務のヒントを綴ります。転職、結婚、資産形成、資格取得、仕事感。共通点ある方のヒントになれば幸いです。 転職1回目で僻地突入、転職2回目で僻地脱出。/30代前半/東大卒(学部・院)→中小→大手JTC→超大手JTC/素材開発エンジニア/既婚/3人兄弟の真ん中

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