粉体の沈降理論式で登場するストークスの(沈降)式。式を覚えておけばとりあえず実務では使えますし、公害防止管理者水質の試験で正答はできます。技術者として原理原則を押さえておきたいのに意外と説明が少ないですよね。物理が苦手で苦戦した筆者が、ストークスの式とその導出について解説します。 1. ストークスの式とは ストークスの式はストークスの終末沈降速度式、ストークスの沈降式などとも呼ばれます。乱流のない流体中に存在する粒子が沈降するときの終末沈降速度を示し、次の式で表現されます。 化学工学特有の式で、馴染みのな ...