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子どものスキーデビュー向けゲレンデ@関西

2025-03-29

そろそろ我が子をスキーデビューさせたい。こんな思いで行き先を比較検討し、実際に訪問した記録を残しておきます。

実際に行ったのは、滋賀県にあるマキノ高原びわこ箱館山の2ゲレンデです。事前準備、ゲレンデを選ぶための比較検討の経緯、行ってみた感想について、紹介します。

1. 幼稚園児の間にゲレンデデビューさせたい!

我が家は、妻、子供3人(幼稚園児:1stジュニア、未就園児:2ndジュニア、新生児:3rdジュニア)、私の5人家族。そろそろ雪の上で滑る楽しさを知ってほしい、ということでゲレンデデビューすることになりました。

せっかくなので妻も誘ったところ、「私は寒いところ嫌だから!」ということであっさり却下。妻と末っ子はお家で、私と上の子2人でゲレンデデビューすることになりました。

なお、本当の狙いは、上の子をゲレンデにハマらせることでした(これはおそらく成功)。これで、大きくなったら下の子も誘い出すという作戦です。そうなると、ゲレンデでは大人1人で子ども3人の面倒は見れないので、渋る妻も連れ出すことができます。家族総出でゲレンデ行って、上の子たちをスキースクールに入れれば、自由時間を作って数本は滑れるかもしれませんからね。

なお、筆者の腕前はSAJ1級に手が届かないくらいです(不整地は得意、大回り系がダメ)。過去記事で、スキー遍歴、過去のスキー板購入の失敗談についても紹介しています。

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2025/4/2

スキー歴と歴代スキー板

今回はスキーネタです。これまでのスキー歴とこれまで僕が使ってきたアイテムを紹介します。 スキー歴 大学入学とともにスキーに没頭し、1シーズン目にして年間滑走日数は20日超というスタートダッシュ。2シーズン目にはSAJ2級取得。大学卒業までの間、日帰りバスツアーにお世話になりながらシーズン30~40日くらい滑っていました。 筆者が学生だった2007-2011年当時はリフト券込日帰りバスツアーが朝発で3000円~4000円程度、夜発で6000~8000円程度。アルバイトを頑張れば何とか資金を捻出できる水準だっ ...

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2025/3/29

中古スキー板の選び方【失敗談付き】

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2. 事前準備:ウェア・小物の購入

ウェア・小物類は覚悟を決めて買いました。ウェアレンタルだけでも子ども1人5500円くらいかかるので、買っちゃったほうがいいでしょう。大人の分はすでに持っているので、ここではカウントしていません。

2-1. ジュニアスキー用品の購入一覧

購入したスキー用品は合計35,000円、内容一覧は以下の表の通りです。

アイテム費用購入商品
子ども用ウェア(上下、110cm/130cm)18000円(こども2人分)ファブリス ジュニアスキー ウェア上下セット
子ども用グローブ(100cm/130cm)4300円(同上)FABLICE ジュニアグローブ
子ども用ニットキャップ5200円(同上)ーー
子ども用防寒ロングブーツ5000円(同上)Tigora ジュニアロングブーツ
大人用長靴2500円コーナン激安品

デビュー戦なのでソリ遊びメインを想定しました。ソリは買ってもよかったのですが、すぐ使わなくなることも想定してレンタルすることにしました(レンタル詳細は後述)。また、ゲレンデで幼児2人の相手を大人1人でやるので、動きやすい大人用の長靴も購入しました(ただし、悪天候だとめちゃくちゃ寒いです)。

また、ソリ遊びということもあり、ゴーグルは買いませんでした。(吹雪の日に行ったときは、子どもたちが少しかわいそうでした…)

2-2. ジュニアウェアは調整可能なものを選定:身長+20cmサイズでOK

1stジュニア(幼稚園児、身長110cm)は130サイズ、2ndジュニア(未就園児、身長95cm)は110サイズを買いました。1stジュニアの調整前後のイメージはこんな感じです。身長+20cmのもので、手首・足首がしっかり出るまで調整できました。これくらいのサイズ感で買えば、5~6年は着れそうです。下の子へのおさがりを考えると10年はイケるかもしれません。

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3. 行き先の選び方:デビュー戦は小規模で近いゲレンデがオススメ

子どものゲレンデデビューでは、小規模ゲレンデで、アクセスの近いところがオススメです。

筆者は学生時代から今まで、東北、甲信越、岐阜、近畿の各エリア(100スキー場くらいは行ったはず)を訪問しました。その経験から、大規模ゲレンデはキッズスペースが充実していますが、駐車場から歩く距離が長く、混雑も激しいケースが多いです。子連れなので、早朝に到着してゲレンデ付近の駐車スペースを狙うハードルも高いことでしょう。駐車場から長距離歩いて、いざ滑り始める時点で子どもが疲れてしまっていては元も子もありません。

自宅から比較的近いエリアであることも重要です。車内で動画を見せておけば良さそうな気もしますが、関西の都市圏在住であれば、近場とはいえ軽く1~2時間かかるケースも多いでしょう。長距離移動で機嫌を損ねてしまう可能性もあります。それに、初体験をする幼児の機嫌は読めず、嫌気がさしてすぐ帰る羽目になるかもしれません。お財布に優しい場所であれば、諦めもつきやすいというものでしょう💦

少なくとも子どものデビュー戦では、こじんまりとして、自宅から行きやすいゲレンデがいいと思います。実際に私はこの選択でよかったと思っています。

4.【関西】キッズのゲレンデデビュー向けゲレンデ4選

筆者は阪神地域の都市圏在住です。そこで、比較的近くて高速代も節約しやすい、京都東ICから一般道でアクセス可能な滋賀エリアで、小規模な4ゲレンデを候補に挙げました。

京都東ICからの距離タイヤチェーン要否出費キッズエリアの条件
びわこバレイ54km(?)
びわこ箱館山87km
マキノ高原89km
Ohanaリゾート96km(?)

関西では雪道を走る機会がほとんどないため、車のタイヤはオールシーズンタイヤ(スノーマーク付き)です。なので、タイヤチェーンの出番があるかもしれない位置は避けたいです。そこで、峠道や急な坂道の少ないという軸で、行先となる候補を絞りました。Ohanaリゾート(旧国境高原)は峠道で積雪リスクが高く、今回は最初に候補から外しました。実際に、2024-2025年シーズンの大雪では、スキー場付近の国道161号線が通行止めになった日もありました。

出費面はこの次に詳しく触れますが、キッズエリアの条件も重要です。ムービングベルトを備えたキッズエリアは、この4つのゲレンデにはあります。しかし、びわこバレイはイマイチ情報が少なく、少々不安でした。びわこ箱館山は50m+60mの2本、マキノ高原は102mが1本です。滑っていれば、数十mはあっという間なので、100mくらいは登りたいものです。

4-1. デビュー戦はマキノ高原がオススメ:ただしシーズンは短め

費用面では、マキノ高原が優勢です。マキノ高原は雪遊び専用ゲレンデとなっていて、かつてあったリフトは撤去されています。リフト券はムービングベルトのみで、大人・こども関係なく1日1000円、レンタル費用も最もお手頃です。

ムービングベルトの左右にそれぞれ30m幅以上の緩やかな広い斜面があり、初心者にもやさしいコースです。しかもある程度滑れる人には面白くないため、あまり混みません。完全初心者専用で、ソリ遊び、スキーデビューでは最適と言えます。

唯一の欠点はシーズンが短いこと。標高も低く、ちょっと暖かい日が続くとすぐ積雪ゼロになります。雪道の心配はなくていいんですけど、こればかりは仕方ありませんね。

ゲレンデはこんな感じです。1番左の写真の赤い柵の先に、ムービングベルトがあります。この日は天気も良く、人もまばらで最高でした。長靴履いて、丸一日ソリを押してあげたり、追いかけたりしていました。

ただ行ってみてわかった難点は、食事処がやや遠いこと。これ以外は好条件なので、お弁当持参or半日滑走での来場がお勧めです。

4-2. びわこ箱館山はゴンドラ乗車が楽しい:キッズゲレンデは初級者向け

びわこ箱館山は、ゴンドラ乗車が必須なので、リフト券自体はマキノ高原よりもやや高くつき、やや手間です(これは仕方ないですが)。ただ、子どもたちにとっては珍しかったようで、楽しんで乗っていました。これも雪山の娯楽と考えれば悪くないのかもしれません。

ゴンドラ往復券を購入すると、キッズエリアにあるムービングベルト2本に乗れます。

駐車場とリフト券

ただ、キッズエリアは狭く、ムービングベルト左右に広がる幅は15mくらいでした。吹雪いている日に行ったためか、ムービングベルトの乗降性もあまりよくなく、係員の人もキレ気味です。大雪直後だったこともあり雪の回廊でコースも狭くなっていました。それなりに人も多く、2本連続であるムービングベルトの上側はスキースクールが独占していました。日取りが悪かったのかもしれませんが、実質下側しか使えませんでした。ほんのちょっと滑ったらおしまい。うーん、これでそり遊びや初心者のスキーを楽しむのはちょっと無理がありそうです。

ムービングベルトを降りて左側が雪遊び(ソリ含む)、右側がスキー用と分かれています。こうした配慮はありがたいのですが、左側の斜度はソリ滑りもままならないほど緩く、雪遊びゾーンは滑るのではなく遊ぶ専用でした。

ある程度滑れるようになると、いいゲレンデなのかもしれません。ただ次に来るときは、子連れである程度滑れるようになってからにしたいと感じました。

5. 初心者のゲレンデデビューはマキノで決まり

というわけで、初心者のゲレンデデビューはマキノ高原がオススメです。ほんとはびわこバレイも行って比較したかったのですが、24-25シーズンは2回が限界でした。私自身4年ぶりに雪山に行ったので、とりあえず満足です。

来シーズンに情報アップデートがあれば、この記事を更新したいと思います。

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