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27歳で会社を辞めて結婚した僕の末路

投稿日:2019-05-06 更新日:

アラサー世代は今の仕事・会社で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。また結婚適齢期ということもあり結婚で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

現在上場企業で数年勤務していますが、27歳の時に2年勤務した会社を辞めました。しかも退職とほぼ同時に結婚までしました。

会社を辞めるに至った経緯と転職活動、注意ポイントついて紹介します。

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■27歳で会社を辞めた

大学院を卒業して25歳で入社した会社をたった2年で辞めてしまいました。学生時代の研究分野選択を誤ったこと、就活で妥協したこと、入社した企業の社員のレベルが低すぎたこと、職責に対する給料が不満だったことが転職理由でした。

✔研究分野の企業評価が低かった

Snoqゆうぞうは元々就活のときに妥協してしまった側面があります。ぶっちゃけてしまうと東大卒は就職なんて楽勝だと思っていました。研究室や専攻分野の選択を間違わなければ、もっとイージーモードで乗り切れたと思います。

これから大学に入る人、専攻を決める人は分野をよく吟味しましょう。文学部や理学部は就職に困るというのはよく言われますが、就職に有利とされる工学部でも僕は就職にそこそこ困りました。時代遅れは論外ですが、時代の先を行き過ぎている分野は就職に苦労します

今在籍している企業もそうですが、人気企業は効率よく採用活動をする必要があります。このため学歴フィルターだけでなく専攻分野でも足きりします。学生の方で大学教員の道を目指していないのであれば、世間のニーズと技術進歩スピードを考えて研究室を選びましょう。

配属された研究室が就職でニーズのない分野だと気付いたのは、就職活動が始まってから。筆記試験系は今考えても上出来で、性格検査もそう悪くはなかったと思っています。ただ理系院卒枠の書類で落ちまくり、先輩にエントリーシートを見てもらっても問題はなさそう…。後輩の立場ではわからなかったのですが、先輩も就活には苦労していたようでした。

✔就職活動で妥協

今さら研究室を変えるわけにもいかないので、専攻に捕らわれず銃弾爆撃をするも超一流企業では撃沈。文系就職も考えたのですが適性はなかったようで、筆記とESは通過するのですが面接で落とされまくりました。僕の受け答えにも問題がありましたけどね。

リスクヘッジで併願していた準大手企業、優良中小企業の技術職でのみ選考がスムースに進みました。このあたりの企業群は専攻に拘ると良い人材が採れないので、優秀な人材確保のために専攻を重視しない企業が多いです。

いつまでも就活に縛られるのが辛かったので、某大手グループの中で高利益率の中小企業にサクッと内定をもらって就活を終えました。説明会で出てきた社員が超優秀だったこと、将来の上司となる人とも相性がよさそうであったことが決め手でしたね。最悪転職すればいいやと思って妥協してしまっていたのも事実ですが。

✔社員のレベルの低さに愕然

新卒で入社して実際に働いてみてがっかりしたのは、社員のレベルが低すぎたことでした。説明会に出てきた社員はエース中のエースで、僕と同じように研究分野が悪くて就職に困っていた方だったようです。所属部署はマシな方でゴミ社員の掃き溜めのような部署もありました。しかもそのゴミ社員も成果を出していると勘違いしている有様…

2年目にして教わることよりも教える事の方が多くなっていました。優良な中小企業ということもありいわゆる超難関大卒の人も多かったのですが、先輩方は「大学までの人」ばかりで本当に大卒なのか疑うレベルの仕事ぶりでした。

経営者が有能で利益率の高いビジネスモデルだったので、凡人ばかりでも利益を得ることが出来ていたようです。ここにいても自身の成長はないと考えるようになりました。海水魚は淡水では生きられないように、社員のレベル差が大きすぎると不協和が生じます。

✔給与が低く、利益は従業員に還元されない

初任給はそれなりだったのですが、住宅補助などの福利厚生は貧弱基本給は低く残業で稼ぐスタイル。また昇給幅も信じられないくらい低かったのです。数少ない優秀な中堅社員にもヒアリングしたのですが、利益の大半は親会社への配当として吸い上げられる構造になっていたようです。

総じて低レベルの社員が大半の中、優秀なビジネスモデルで稼いでいたので仕方ありません。重要なことなので繰り返します。優れたビジネスモデルは労働による付加価値が低いので、当然待遇もそれほど高く設定する必要がありません。年収は大学院卒26歳で500万程度と一般的には悪くない待遇でしたが、苦労して東大まで卒業したのにこの水準で満足できないと考えました。

■転職してから結婚したかった

✔男の転職と結婚のタイミング

当時付き合っていた彼女との結婚を考えていて、収入を上げてから結婚したかったというのも転職理由の一つです。非常に悩んだポイントは、結婚と転職のタイミングです。

女性で結婚と転職が関係するのは、転居が必要な遠方の男性についていくパターンが多いようです。このため結婚が決まってから新天地で転職すれば問題ないと思います。転居を伴う結婚による失業は失業保険も即時もらえますし、転職理由の説明もスムーズですよね。

一方で男性の場合は如何でしょうか。不安定な非正規から正社員になってから結婚したいという人も多いでしょう。僕の場合も将来の妻に出来るだけ豊かな生活をさせてあげたい、そのためにより高収入なポジションについてから結婚しようと考えていました。

結婚をしてから転職という流れも考えられましたが、総合職でかつ高収入を狙う場合は転居が伴うことが多いです。結婚してやっと慣れた2人での生活をすぐに激変させるのは、2人の関係に亀裂を生む可能性が高いです。それも転居を伴うとなるとなおさらです。妻側の身になってみれば当然ですよね。

✔転職と結婚の流れ

転職活動時は内定が出たらプロポーズをしようと固く決心して臨みました。転職活動については後で詳しく説明しますが、数社の面接を得て内定が出た週末にプロポーズしました。その場で快諾してもらえたので、翌週に前職への退職願を提出して退職に向けた準備を進めることに。

転職から結婚・入籍までの流れをおさらいします。
①転職活動開始⇒②内定⇒③プロポーズ⇒④前職への辞意表明⇒⑤両親への挨拶、業務の引き継ぎ⇒⑥転職に伴う転居⇒⑦入籍・引き纏め

✔事前に彼女の理解を得ておく

実は彼女には転職活動をしていること、転職の際は転居の可能性があることを伝えていました。即時快諾してもらえたので、おそらく覚悟していたのでしょう。結婚と転職を同時にする場合は、転職活動中から事情と進捗を十分説明して彼女の理解を得ておくことも非常に重要です。

内定が出ても回答期限は1週間程度であることが多いです。内定後すぐに彼女に説明しても、何も知らなかった彼女に覚悟を決めてもらうには時間が足りなさすぎます。

彼女の身になれば、彼氏の転職、(遠方への)転居、彼氏との結婚、という3大イベントを同時に受け入れる必要があるわけです。急に言われても1週間で回答は難しいでしょうし、メンドクサイと思われて捨てられる可能性もあるでしょう。

苦労して勝ち取った内定を前にして、最悪の場合は内定か結婚を諦めることになってしまいます。転職と結婚を両方考えている方は、普段の会話の中で彼女と考え方を十分共有しておきましょう。話しにくい内容ではありますが、結婚を考えるような関係であれば出来る話でしょうし、難色を示されればそれまでの関係だったということです。このあたりは円滑な結婚生活ともつながりますね。

■転職活動も苦労

会社を2年で辞めると転職活動も苦労します。転職はDODAとリクルートキャリアを使いました。非公開求人も多く求人自体は多かったです。ものづくりエンジニアの場合は製造業に強いメイテックネクストも選択肢の一つかもしれません。

✔勤続3年の壁

現在の転職市場でも日系の1流企業では勤続年数3年というのが足きりラインになっています。あと1年待てばもう少し選択肢もあったそうですが、勤続2年ではどうしても選択肢が少なくなってしまいます。

最近では第二新卒枠もあるそうですが、こちらは新卒2年目扱いの待遇となることが多いようです。また第二新卒枠はブラック求人が多いのも特徴ですね。例えば某大手シンクタンクの第二新卒は待遇こそそれなりですが、平日は終電帰り、土日も仕事漬けの日々が待っているようです。見た目の年収はそこそこでしたが労働時給が下がるので止めました。

一部職種の外資系企業ではこうした制約もないようですが、新卒カードを1流企業以外で切ってしまった人は付加価値の高い業務をやっていないので辛いです。

✔いきなり起業はお勧めしない

企業への転職が難しいなら起業してしまおう、という考えの人もいるでしょう。考え方がわかれるところですが、僕はいきなり起業するのはお勧めしません。起業することはあらゆる商売のリスクを自分で取ることになります。既に副業をしていて道筋が見えている人は別ですが。

企業勤めはリスクとリターンを組織で背負い、組織内での労働の見返りとして給与を受け取っています。突出した能力や実績がなくても安定した給与収入が定期的に貰えるところが優れています。自己の能力を過信して起業失敗し、生活に困って再就職する際に悪条件でも受け入れざるを得なくなります

どうしても起業を考えているのであれば、ホワイト企業に転職してから副業で練習することをお勧めします。本当に付加価値が高い仕事であれば副業レベルでもそれなりの実績が上げられるはずです。実績が上がってから乗り換えても遅くはありません。

✔まずは転職サイトに登録してみよう

迷っているあなたは、まず転職サイトに登録してみることをお勧めします。登録しないと見られない求人は非公開求人と呼ばれ、求人の9割は非公開求人が占めると言われています。登録して色んな求人を見れば、意外と自分が恵まれていることに気付くことも多いです。僕も1回目の転職から3年経ち、次のキャリアアップ候補を探し始めています。ただ実際に転職サイトを見てみると今の待遇が結構良いことに気づきました。

僕の場合はベンチャーや外資系企業等の大きなリスクを取らないと、今より良い条件を手にするのは難しそうだという事までわかりました。自分一人だけの人生ではないので、今の環境でもう暫く頑張ろうという結論に至っています。納得感を持って腐らずに今の環境で働くことは、価値ある人材になるうえで重要だと考えています。

割と待遇のいい案件は立地がとてつもない田舎だったり、求められるスキルが高かったりします。それでもチャレンジしてみようと思ってから求人に応募してみればよいと思います。転職経験がなく他の会社がちょっと気になるというあなたも、まず転職サイトに登録してみてもよいでしょう。

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■転職はゴールではない

✔転職先が地獄という可能性

いざ希望通り転職が叶っても、転職先が地獄という可能性もあります。給料は福利厚生含めて満足、社員のレベルも総じて高いという転職時の不満は解消されましたが、転職先の部署はパワハラ天国でした。会社自体はホワイトなんですが、部署がハズレというのはよくある話です。転職後の環境に苦しんでいる時期の記事がこちら。

アラサー東大卒のゆとり節約生活

✔高待遇=高負荷

もう一つ認識しておくべきことがあります。高待遇ということは、それだけ求められるレベルも高いという事です。年収ベースで100万以上上がりましたが、仕事の負荷は倍以上になりました。長時間働くという事ではなく、時間当たりの仕事密度が上がったという意味です。より多くの付加価値を出せるからこそ、高い給与が実現できるという事になります。

ただ優秀な社員の中で揉まれるという事は、自分の人材としての価値を上げる絶好の環境です。日系企業の場合、難しい仕事を与えられて成果が出るまでに3年くらいはかかります。どんなに辛くても3年くらいは頑張ることが、結果として自分の人材価値を高めます。

✔転職は最後の切り札

僕の場合転職と同時に結婚しているので、辞めるという選択肢もありません。しかも再度転職したとして、同じ問題に遭遇する可能性も十分あるでしょう。中途採用では一般に人手不足で忙しい部署に配属されるので、雰囲気がピリピリしている可能性もあります。

本当に転職を勧めたいのは、会社を変えないと解決しない場合だけです。日系企業の場合待遇面は所属する会社で決まってしまうので、給与や福利厚生面での不満は転職という手段を取るべきです。

ただパワハラを含めた人間関係の場合はよく考えましょう。会社全体がそういう雰囲気であれば即刻逃げ出すべきですが、自部署だけの場合は思いとどまるべきだと思います。また辞める前にホットラインで相談する等、最終カードを切る前の行動もとれます。

✔自分が変わることで解決できることもある

転職元でいくら有能であったとしても、転職後に成果を出せるとは限りません。成果を出しやすい環境とそうでない環境があるからです。僕は大ハズレを引きました。

ただ妻に正直に言ってもう一度転職するわけにもいかず、結局歯を食いしばって成果を挙げました。2年くらいはかかったように思います。

成果を挙げはじめると周囲の態度が変わってきます。更なる価値を生むためにリソース(カネ・人)が必要だと訴えれば、手に入れられるようになりました。成果を出しやすい環境に変えることが出来た為、思い通りに仕事が出来るようになりました。

✔時間が解決してくれる場合も

僕は自ら環境を変えることに成功しましたが、どうしても環境が足かせになる場合もあるでしょう。この場合は時間が解決してくれるかもしれません。

ある程度の規模になると、数年ごとに人事異動があります。人事異動があれば置かれていた環境が変わります。成果を出せるようになるかもしれません。環境がハズレでも腐らずに、虎視眈々とその時を待って研鑽を積むべきです。

■27歳で転職直後に結婚した男の末路

期待外れで申し訳ないのですが、紆余曲折を経て今のところ結構順調です。仕事はもちろん、理解ある妻の支えもあって家庭も上手くいっています(と思っている…)。大学院卒20代後半で転職と結婚を同時に進めるというのはなかなか胆力が要ります。また結婚相手の理解を得るという自分以外の障壁もあります。

しかし不満を持ったまま漫然と働くのはカッコ悪いと僕は思います。一度きりの人生をより良いものにするためにも、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

人生は勉強の連続です。会社に飼い殺されてしまうと有事に逃げ出せなくなってしまいます。普段からしっかりと研鑽を積み、人材として己の価値を上げ続けましょう。

結婚は人生での大イベントです。自分の人生からの目線で見れば、結婚は投資という見方もできます。未婚の方や婚活が上手くいかない方、一読されてみてはいかがでしょうか。

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