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大企業コンプレックスは転職で解消しよう

2021-06-21

高学歴を活かせず、新卒で中小企業にしか入れなかった筆者。転職するまでは大企業コンプレックスに随分悩まされてきました。中小企業から脱出して大手企業へ転職した材料開発エンジニアの筆者が、大企業コンプレックスとその原因・解消方法について紹介します。

目次

1.大企業コンプレックスとは

2.大企業コンプレックスを拗らせた5つ理由
 2-1.理由①:大手企業に入れなかった
 2-2.理由②:大手より安い給料
 2-3.理由③:取引先が大手企業ばかり
 2-4.理由④:同級生が大企業勤務
 2-5.理由⑤:婚活で辛酸なめる

3.大企業コンプレックスを克服するまで
 3-1.中小企業勤務コンプレックスに腐らずスキル獲得
 3-2.獲得したスキルで大手企業へ転職

4.結論:大企業コンプは転職で解消

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1. 大企業コンプレックスとは

大企業コンプレックスとは、自身が中小企業勤務であることにコンプレックス・劣等感を持ち、大企業に対して嫉妬を抱きながら卑屈になるさまを言います。自己の能力不足を主因として、就職活動で大企業に入れなかったことが原因で拗らせるケースが多いです。大手企業コンプレックスとも言い換えることができます。

もちろん中小企業にも良いところはあって、主に勤務地などを拘って自ら中小企業を選択した方もいます。そうした方は中小企業勤務であっても大企業コンプレックスに悩まされることはないでしょう。

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学生時代に大して努力していなかった人が大手に就職できなかったケースは、自らの不徳が原因なので致し方ありません。しかし現実には人一倍努力してきたにもかかわらず、就活戦略を間違えたりコミュニケーションが苦手で大手企業に入れなかったりした人が陥りやすいのも大企業コンプレックスの特徴です。

似たようなコンプレックスに学歴コンプレックスや収入コンプレックスがあります。学歴コンプレックスの場合、学歴自体は変わりませんが大手企業への就職で挽回できますね。収入コンプレックスの場合は、年収の高い企業への転職で解消できます。これと同様に中小企業での勤務経験という事実は変えられませんが、転職で挽回できるのも大企業コンプレックスの大きな特徴です。

2. 大企業コンプレックスを拗らせた5つの理由

大手企業のビルの写真

2-1. 理由①:大手企業に入れなかった

振り返ってみると、やっぱり新卒の就活で大手企業に入れなかったことが筆者の大企業コンプレックスの原点ですね。プロパー東大卒(学部から東大に進学し、そのまま東大院卒を卒業)となまじ「高学歴」であったことも拍車をかけている気がします。

新卒から一貫して素材開発エンジニアのキャリアを歩んでいる筆者ですが、当時研究が全然上手くいっておらず商社や金融などの文系就職も視野に入れていました。このため折角技術系なのに特権である推薦を使わず、推薦書を出さなくて済む自由応募ばかり応募していたことも就活で苦戦した原因でしたね。当時はバカだったのでまったく理解できていませんでしたが。

結果、大手の零れ球を拾う大手子会社系の中小企業に入社せざるを得ませんでした。高学歴の同窓生には恥ずかしくて口が裂けても言えなかったので、裁量を持って働くために中小を選んだと言い張ってましたね。中小企業勤務であることをコンプレックスに感じて虚勢を張っていましたが、今思い出しても痛すぎます。。。

2-2. 理由②:大手より安い給料

中小企業というと大手よりも安月給というのが定説です。例外はあるかもしれませんが、例外の恩恵に与っている人を探す方が大変なのでここでは考えません。

もちろん中小企業もできるだけ優秀な人を獲得したいので、見た目の給料はそれなりになるよう体裁を整えてあります。

  • 昇給を抑えて初任給を大手同等か高めに設定
  • 残業手当や住宅手当を含めた「初任給」を提示
  • 借り上げ社宅の会社負担分が額面に含まれるように操作。

仮に中小企業勤務であったとしても、大手より高給なら心の拠り所になりますよね。可処分所得で見ても大手より圧倒的に多ければ、中小企業勤務に対する劣等感である「大企業コンプレックス」に悩まされることもなかったでしょう。

こうした中小企業の工夫の甲斐もあって、若手のうちは意外とそこまで額面に差はつきません。しかし大手企業には額面に表れにくい福利厚生・手当があったりして、可処分所得は雲泥の差です。しかも多くの場合年次を重ねるほど差が大きくなっていくので、歳を追うごとに拗らせるのも闇が深いです。学生時代の同期が普通に買えるものが買えなかった悔しさは未だに忘れることが出来ません。

中小企業から大手企業へ転職した筆者のリアルな年収推移はこちらにまとめてあります。

東大卒サラリーマンの年収・資産推移を大公開~大手素材メーカー~|素材さん@東大卒季節労働者|note
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2-3. 理由③:取引先が大手企業ばかり

取引先が大企業勤務ばかりというのも大企業コンプレックスをえぐります。僕の場合は自分の開発した材料サンプルの送付先が大企業、しかも自分が入りたくても入れなかった大手企業ばかりでした。

自分が望んでいるわけでもないのに毎日のように仕事で飛び交う大手企業の名前。なんなら大手企業に入った先輩や後輩が担当者だったりしたこともあります。大手企業に入りたくてたまらなかった人にとっては、屈辱的なコンプレックスを刺激され続ける毎日。拗らせないわけがありません…

2-4. 理由④:同級生が大企業勤務ばかり

同窓生が大企業勤務ばかりというのも大企業コンプレックスをえぐります。同級生も中小企業勤務であれば傷をなめ合う事も出来るので気にならないかもしれません。

しかし部活の同期会・OB会に顔を出すと、揃いも揃って大手勤務。もちろん誰の目にも明らかな突出した能力で起業されている方、アカデミックでキャリアを積んでいる方もいました。そんな輝かしいキャリアを重ねる同級生の中、筆者は就活で失敗して大手子会社系の中小企業勤務です。

同級生は何の悪気もなく他愛のない話をしているだけなのに、節々に社会的格差を感じさせる話も多かったりします。またみなさん大人なので表立っては言われませんが、後輩からも失敗しちゃったのねって目で見られ同窓会にも顔を出さなくなりました。

大企業勤務に限った話ではありませんが、同窓会は社会的に成功した人が集うまぶしい場所。大企業コンプレックスに悩んでいる陰キャに相談相手もいなければ居場所はなかったのです。

2-5. 理由⑤:婚活で辛酸なめる

婚活で辛酸をなめたことも大企業コンプレックスに拍車をかけました。1人で様々な場所に顔を出して婚活をしていると、勤務先とか聞かれることもあります。周囲の男性陣がハイスペックで誰もが聞いたことのある○○会社勤務など言っている傍ら、▲▲を作っている会社で技術開発やってますという表現でお茶を濁していました。

これはこれで悪くなかったのでしょうが、大手に入れず安月給で同級生にも劣等感を抱く筆者。さらっと涼しい顔で○○会社(誰でも知っている超大手企業)勤務です、って言ってみたかったです。

コミュ症、拗らせ高学歴の中小企業勤務だった筆者は、こうした婚活でさらに劣等感を強めて大企業コンプレックスを拗らせました。

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3. 大企業コンプレックスを克服するまで

就活失敗から始まり、数々の社会経験で大企業コンプレックスを拗らせに拗らせてしまった筆者。そんな筆者ですが、1回目の転職で大手企業へ、2回目の転職で超大手企業へ転職しています。そんな筆者の大企業コンプレックスを克服するまでの姿勢を綴ってみます。

3-1. 中小企業勤務コンプレックスに腐らずスキル獲得

新卒で中小企業に入ってしまった筆者ですが、幸運だったのは腐りきって仕事面での努力を放棄しなかったことです。開発職という職種に恵まれた影響も大きかったのですが、目の前の仕事は勤務先の周囲のだれよりも真摯に前向きにやりました

技術者として妥協しない実験計画と効率的な実験遂行、実験結果を貪欲に考察する姿勢を貫きました。ちょっとでも新しい要素があると全部開発に押し付けられる他部署の仕事も全部被って、他部署の作業標準化やデリバリー調整、顧客とのサンプル納期調整まで前向きに取り組みました。新卒のときには苦手だった対人スキルも向上し、意思を言語化して他者に伝えることもある程度できるようになりました。

上役からの一貫しない理不尽な指示に悩まされましたが、それでも勤務先の中小企業の業績考課では2年連続最高評価でした。長年社内でくすぶっていたテーマにも一定の目途を付けましたし、実際に顧客からのサンプル引き合いも増えました。

ただし人材レベルに劣ることの多い中小企業で最高評価というだけでは、武器としては見劣りします。そこで大手では面倒な徒労と捉えられることの多い資格も前向きにやりました。工場実習中の1年目夏に危険物甲種に一発合格。2年目には技術士補にも合格しました。国家資格の場合、少なくともその資格を取るために必要な能力水準に達しているという客観的指標になりますからね。

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3-2. 獲得したスキルで大手企業へ転職

腐らずに中小企業でスキルを磨いた筆者。1回目の転職は3年未満の短期離職であったため、残念ながら専門性はあまり評価されていませんでした。しかし持ち前の技術者としての素養に加えて、対人スキルや前向きでエネルギッシュな姿勢が評価されたようです。

大企業は大きな仕事をチームとして取り組むため、チームワークに必要な対人スキルも重要な要素となります。中小企業は個人プレーが多いので一個人として完結する能力を高めて転職に臨む戦略を取りがちです。しかし世間的に突出したレベル(業界の第一人者等)でなければ、反って大手企業への転職ではマイナス要素にもなってしまいます。

なおスキルと言えば資格というイメージもあるかと思いますが、大手企業への転職という観点では直接的に役に立ったとは感じませんでした。どちらかというと筆者の前向きな姿勢のエビデンスとしての役割が大きかった印象です。ちなみに1回目の転職先である大企業から2回目の転職先である超大手企業に入社した際も同様の感触でしたね。

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4. 結論:大企業コンプは転職で解消できる

大企業への転職に成功し、大企業コンプレックスを拗らせた4つの理由を解消できた筆者。中小企業勤務のコンプレックスから解消されたことで、開放的な気分になり性格的にもおおらかになった気がします。大企業コンプレックスは性格の歪みにもつながるので、幸福な人生を送るために早期に解消しておきたいところです。

一生懸命努力した結果手に入らなければ、自分とは縁のない世界だと諦めもつくことでしょう。「こんなはずじゃなかった、俺はもっとやれる。」という、出来もしない癖にやったらできるけどやらなかったと宣う精神がコンプレックスの元凶。一度きりの人生。つまらない大企業コンプレックスで悩むくらいなら、精一杯頑張ってみてはいかがでしょうか。

2回の転職経験がある筆者ですが、2回目の転職についてはキャリア形成と転職理由の構築に難儀しました。転職でのキャリア形成に悩む方は是非どうぞ。

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素材さん

東大卒を活かせてない経歴の社畜。工場勤務のヒントを綴ります。転職、結婚、資産形成、資格取得、仕事感。共通点ある方のヒントになれば幸いです。 転職1回目で僻地突入、転職2回目で僻地脱出。/30代前半/東大卒(学部・院)→中小→大手JTC→超大手JTC/素材開発エンジニア/既婚/3人兄弟の真ん中

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