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資格取得

危険物取扱者甲種の受験記~一発合格~

2020-04-21

サラリーマン生活では資格取得も一つの仕事です。製造業等の工場で出番の多い資格で、「危険物取扱者甲種」を2013年に受験・一発合格しました。

これから受験を控えている方、自己啓発で受験を検討されている方に向けて合格までの受験記を綴ってみます。

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目次

危険物取扱者管理者とは
そもそも危険物とは
危険物の保管や取扱いに必要な専門的知識を有する人
全ての危険物が対象の甲種危険物取扱者
各類の危険物に限定される乙種危険物取扱者

甲種危険物取扱者試験
甲種は受験資格ハードル高い、乙種は受験資格なし
試験は3科目
難易度は普通~やや易、甲種は30~40%

ほぼ一夜漬けで一発した受験体験記
自ら志願、受験動機は奨励金と暇つぶし
対策は一夜漬け+α、合計15時間くらい
過去問のみで十分だが、過去問すら不要かも
化学系卒なら物理・化学は無勉でOK
性質・消火は少々勉強が必要か
法令は気合で覚えるのみ
解答速報がなく、合格通知を待つ

社会人資格デビューでサクッと合格したい危険物取扱者甲種
若気の至りに身を任せて一夜漬けで乗り切ろう
人的資本は複利、だからこそ若いうちに取っておこう

危険物取扱者とは

そもそも危険物とは

危険物は大きく分けて6種類に分けられます。ガソリンなどの引火性液体(第4類)が最もメジャーでしょうか。

これ以外にも肥料などに使われる硝酸アンモニウムなどの酸化性固体(第1類)、鉄粉などの可燃性固体(第2類)、空気に晒されるだけで燃え始める自然発火物(第3類)、低い温度で爆発的反応がおこる自己反応物(第5類)、混ぜると可燃物の燃焼を促進させる酸化性液体(第6類)に分かれます。

危険物とは言っても例えば薬サジ一杯程度では大して危なくないので、一定数量以上を扱ったり保管したりする場合には危険物取扱者が必要という事になります。

危険物の保管や取扱いに必要な専門的知識を有する人

危険物施設の内訳

消防法に基づき、「危険物」として指定された化学物質の貯蔵や取扱いに必要な専門的知識を有する人を言います。実際に危険物を使用するだけでなく、輸送を含めた取扱や保管をする場合にも有資格者が必要なので出番は多いです。ガソリンスタンドなどの取り扱い場所や販売所はもちろんですが、実際にはタンクローリー等の移動タンク貯蔵所、化学工場・石油貯蔵タンク等の貯蔵施設の方が多いです。それだけ専門知識を持った人のニーズが多いという事ですね。

全ての危険物が対象の甲種危険物取扱者

甲種危険物取扱者は6種類(酸化性固体、可燃性固体、自然発火物、引火性液体、自己反応物、酸化性液体)の全ての危険物が扱えます。大学院で化学系専攻だった人なら全て馴染みがあるかもしれませんが、普通の会社勤めの人は全種類関わっている方はかなり珍しいと思います。

資格の有無はともかく、工場で危険物を扱う人は内容を把握しておく必要があるでしょう。特に学卒・院卒の現場を束ねる立場であれば、自分が注意するだけでなく現場の方にも安全な作業ができるよう配慮しなければなりません。

化学系学卒・院卒社会人なら1~3年目に取ってしまいましょう。受験資格がある人は学卒・院卒ならどこに飛ばされても良いように甲種一択です。

化学系学卒・院卒ポジションで転職時に優遇されることもほぼないです。ある程度勉強すれば化学系の人は難なく受かってしまいます。化学系専攻でない機械・電気系の方、あるいは現場作業員ポジションで取得できていれば、安心して仕事を任せられます。それなりの優遇が期待できるでしょう。

学生の方には受験をお勧めしません。甲種危険物を持っていたくらいで就職で優遇されることは、少なくとも大手企業においてほぼ期待できません。就職後の実務経験を積んだ方が身に付きやすいですし、受験費用や奨励金も会社負担で受けられるケースが殆どです。

工場勤務の理系人としては並の資格ですが、1年目で取れるならスタートダッシュとしては十分でしょう。

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各類の危険物に限定される乙種危険物取扱者

実際のところ、仕事で6種類も同時に扱う職場はほとんどないでしょう。馴染みのない人にとってはそれなりに勉強も大変なので、各類に限定した資格として乙種があります。ガソリン・灯油・軽油などを扱う乙種4類が最もメジャーですね。現場担当者なら乙種の知識があれば十分安心して仕事を任せらますね。

甲種の受験資格がない人でも危険物を日常的に扱っている人は、乙種でまずは1種類チャレンジしてみましょう。石油・灯油など限定の丙種もありますが、よほどペーパーテストが苦手という人以外は乙種からの受験をお勧めします。担当できる業務は狭く、丙種だけでは今後有資格者としては心もとないです。

危険物取扱者甲種試験

甲種は受験資格ハードル高い、乙種は受験資格なし

甲種は受験資格のハードルが高いです。化学系の大学・高等専門学校卒業、または化学系単位を15単位以上履修した人に限られます。化学畑の人は甲種で問題なしですね。乙種は誰でも受験できます。財団法人消防試験研究センターHPから願書入手や受験日程などが記載されています。

僕は「甲種」を受験したので、本記事では危険物取扱者甲種を扱います。

試験は3科目

試験は全部で3科目です。法令15問、物理化学10問、消化・性質20問となっています。試験時間は2時間30分ですが、1時間もあれば十分に回答を終えられるでしょう。

合格点は各科目で60%以上。物理・化学と消火・性質は各自の一般教養レベル次第で難易度が結構変わります。法令は並ですね、舐めて勉強を怠るとしかるべき厳しい結果がついてきます。

実務経験があれば比較的楽ですが、社会人資格の登竜門としては難しすぎず易しすぎず、手ごろなボリュームですね。

難易度は普通~やや易、甲種は30~40%

危険物甲種の受験者数と合格率の推移(2011年~2018年)

試験の合格率は30~40%です。科目合格制度はありませんが、それほど低くはありません。ただし甲種は受験資格で受験者が限定されている中での合格率なので、あまり舐めていると落ちます。ある程度は勉強時間を確保する必要があると言えます。

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ほぼ一夜漬けで一発した受験体験記

僕は数年前の社会人1年目に初受験で一発合格しています。そんな僕の受験動機や勉強期間、試験の出来栄えを紹介します。

自ら志願、受験動機は奨励金と暇つぶし

社会人1年目、新しい環境と現場実習の中で、一番暇な今の時期に何か面倒くさい資格でも取っておこうかと思ったのが事の発端です。前職の資格取得奨励制度の中で最高金額、かつ低難度な資格として甲種危険物を受験することに。

前職は転職前提で入社していたので、キャリア構築の助けになればという動機もありました。ぶっちゃけ転職には何の役にも立たなかったわけですが。

社会人経験を積んだ今から考えても舐め腐ってますが、動機が何であれ結果が全てです。上司からの指示等の受身な理由でなければ、動機は何だっていいと思います。

会社に逆らえないキャリアよりも、自分で選ぶキャリアの方がカッコいいです。たとえ動機が何であれ、主体的に進めたいところです。

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対策は一夜漬け+α、合計15時間くらい

準備期間は一夜漬け+αで合計15時間程度。本屋で立ち読みして一夜漬けで何とかなりそうという確信を基に受験を決意。

1週間前の土日にごろごろしながら参考書を一読し、細かい数字は前日に叩き込むと決め込みました。今思ってもかなり危ない橋を渡ってましたね。独身貴族貧乏でカネなし暇なし体力だけ有り余る感じだったので、一夜漬けという荒業が取れました。

前職は合格後の事後申請で奨励金が貰える代わりに受験費用と交通費は自腹。最悪落ちたら黙っておこうと決めていたのも危ない橋を渡れた一因です。

受験料が6600円(昔はもう少し安かったような・・・)と他の資格群と比べてお安かったのも大きいですね。現職では会社に事前申請する必要があるので、今から受ける必要があるならもう少し安全をみて倍くらいは勉強していたと思います(笑)

化学系大学卒で受験資格を満たしている人なら2週間くらい、30時間も勉強すれば余裕で受かるでしょう。ペーパーテストが苦手な方はプラス2週間くらいでしょうか。乙種免状で受験資格を得ている人は、化学系大学卒とは予備知識量が桁違いなのでもう少し余裕を見た方がいいと思います。

過去問のみで十分だが、過去問すら不要かも

使用教材は参考書兼問題集1冊のみ。頻出問題が重要度別に3ランクに分かれていて、最頻出の「特急」、頻出の「急行」の問題を全マスターしていればぎりぎり合格点に届きそうな感じでした。不安な方は過去問3年分くらい補強してもよいでしょう。

どの程度の知識で合格がつかめるかを見定めることは我らが東大卒の得意分野かもしれません。頻出問題を一夜漬けすれば十分合格点に届くという目算で挑みました。

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化学系卒なら物理・化学は無勉でOK

物理化学は全10問です。 物理・化学は一切勉強しませんでした。理系の素養があってセンター試験で9割取れる人なら勉強するまでもなく合格点は楽勝でしょう。だからこそ一夜漬けで乗り切る覚悟ができました。

熱化学方程式、状態方程式、イオン化傾向、各用語の定義など、高校化学のセンター試験範囲が理解できていれば8割は固い内容です。化学系卒の技術系会社員で合格点が怪しいと感じた人は、会社員人生の業務成果を上げる確率を高めるためにも真面目に勉強しなおすことをお勧めします。(それくらい常識的な内容という意味です)

逆にこの分野になじみがない人は躓きそうなら1.5か月くらい見ておきましょう。

性質・消火は少々勉強が必要か

性質・消火は全20問。それなりに出題範囲が広く、化学系出身といっても馴染みのない分野もあることでしょう。化学系と言っても、酸化性固体、可燃性固体、自然発火物、引火性液体、自己反応物、酸化性液体を全て扱った経験のある人は多くありません。

僕は酸化性固体、自然発火物、自己反応物にはそれほどなじみがなく、消化方法についてはしっかり勉強しました。ここでも化学系大学卒ならある程度センスで乗り切れてしまうのが楽なところです。僕の場合は無勉強でも半分くらいはとれそうだったので、少し補足する程度で合格点には十分届きそうでした。

勿論これまでに培ってきた経験に大きく依存します。問題集を見て不安があれば、ある程度の勉強時間は確保しましょう。

法令は気合で覚えるのみ

法令は全15問。いくつか資格試験を受けると慣れてくるものですが、初めての資格試験としては馴染みがない概念も多く苦戦しました。保安距離や防護壁の考え方など、社会人歴の浅い人にとっては設備設計や安全衛生の基本概念を学ぶよい機会になると思います。

正直受かってしまったので一夜漬けで余裕と言いたいところですが、確実に受かりたい人は最低1週間くらいは勉強しましょう。化学系大卒で一番落としやすいのは法令だと思います。法令は素養が活きないので勉強を怠ると確実に落ちます。

解答速報がなく、合格通知を待つ

危険物は解答速報が出ないので、試験が終わったら合格通知を待つのみです。約3週間後に自宅へ通知がやってきます。

合格・不合格に関わらず自分の正答率も開示されるようになっています。不合格の場合はどこがダメだったのかフィードバックがある数少ない試験ですね。

危険物取者試験結果通知(甲種、合格通知)

○法令:10/15
○物理・化学: 10/10
○性質・消化: 13/20

最小限の労力で一発合格できました。法令と性質・消化は想像通りギリギリ、物理・化学は化学系・東大卒の意地を見せた満点でした。受験料を差し引いた約4万円で初めての彼女との旅行に使ったのはいい思い出。

ちなみに合格通知後は免状申請が必要です。提出が遅れると写真の追加送付が必要になるのでお早めに。

危険物取扱者免状

社会人資格デビューでサクッと合格したい危険物取扱者甲種

若気の至りに身を任せて一夜漬けで乗り切ろう

僕は社会人1年目の夏、有り余ったやる気と暇と若気の至りで楽々と一発合格してしまいました。社会人初の資格試験を白星で飾れたのもよかったですね。

特に化学系大卒の人は知識が薄れる前の1~3年目くらいでさっさととってしまいましょう。大抵の会社なら奨励金も貰えます。

人的資本は複利、だからこそ若いうちに取っておこう

もう1つ認識しておくべきことがあります。投資は複利効果があります。これは株式投資だけでなく人的投資も同じ。基本知識があることで仕事が円滑に進むこともあります。

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