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充電池はアルカリ乾電池よりお得~コスパ徹底比較~

2020-04-27

ゲーム機や子どものおもちゃなどに使う電池。よく使う機器だと頻繁に電池交換が必要になりますよね。

毎回アルカリ乾電池を使用するとお金がかかるけど、充電池はちょっとお値段が高いですよね。どれくらい使えば充電池の元が取れるのか比較してみました。

充電池は30回で元が取れる

最初に結論出しちゃいました。普通に調べてもなかなかこの数字が出てこないんですよね。もちろん前提条件によっても違ってくるので、詳細が気になる方は読み進んでみてください。

アルカリ乾電池とニッケル水素電池のコスト構造比較。充電池は電気代、電池本体価格、充電器から構成されます。30回耐用時のコスト構造比較を示します。

変動費と固定費の考え方は節約に直結します。我が家ではプリンタ使用頻度を同じように考えて、プリンタを購入せずに節約につなげています。

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充電池とアルカリ乾電池の違い

アルカリ乾電池とは

アルカリ乾電池とは使い切り電池(1次電池)の1種です。電解液にアルカリ性の水酸化カリウムを使うので「アルカリ乾電池」と呼ばれます。

マンガン乾電池は電解液に酸性の塩化亜鉛が使われている点がアルカリ乾電池と異なります。

充電池とは

充電する事で繰り返し使える電池(2次電池)のことを言います。ニッケル水素電池が一般的ですね。一昔前ならニッケルカドミウム電池(ニッカド電池)も有名でしたね。

アルカリ乾電池のコストは単純

アルカリ乾電池は使い切りなので、コスト構造はカンタンです。例えば100均電池だと6本110円、1本当たり18.3円ですね。

daisoのアルカリ単3乾電池

100均電池では品質が不安(※使い方によってはそんなこともないんですけど)というあなたに、もう少しお高い電池で計算してみましょう。パナソニックLR6XJ/12SW、通称「金パナ」の12本入りパック650円、1本当たり54円ですね。

電池交換は面倒だからちょっとでも長持ちさせたい、という人なら通称「エボルタNEO」ですね。パナソニックLR6NJ/20SW、の20本入りパックなら1700円。1本当たり85円です。この辺りまで来ると頻繁に交換する方なら結構痛い出費になってきますね。

同じ単3アルカリ乾電池でもグレードによって随分違うんですね。

アルカリ単3乾電池の1本当たり費用比較

ニッケル水素電池のコスト内訳

充電池の費用を正しく見積もるのはちょっと面倒です。いろんな種類があるし、電気代だってかかります。そもそも充電池を使ったことがなければ充電池も必要でしょう。

電気代、充電池購入費用、充電器購入費用、に分けて考えてみましょう。

電気代

電気代は1回あたり必要な費用ですね。パナソニック公式見解ではニッケル水素電池4本の充電で、6W消費しフル充電まで4時間かかります。

東京電力の電力単価が19.88円/kWhなので、

6[W] x 4[hr] x 19.88[円/kWh] / 4[本] /1000[W/kW] = 0.12 円/本となります。

もう少しお手頃な値段で買えて充電に時間のかかるエネボルトなら フル充電まで8時間かかります。4本で6W消費すると仮定すると

6[W] x 8[hr] x 19.88[円/kWh] / 4[本] /1000[W/kW] = 0.24 円/本となります。

色々計算しましたが、電気代はタダ同然です。よくある充電池の宣伝は電気代だけを見ている場合も多いですが、さすがにそこまでお得ではありません。

充電池購入費用

メインの充電池購入費用です。一昔前よりは安くなりましたが、それでもまだまだお高いですからね。

ニッケル水素電池は大きく分けて通常容量タイプと高容量タイプの2種類あります。通常容量タイプは1回あたりの電池の持ちはほどほどに、繰り返し使用回数が多いタイプです。

値段を追求するならエネボルト。単3タイプ8本で1590円、1本当たり約199円です。これでも充電池としてはかなり安いです。我が家ではこの「エネボルト赤」を使っています。

安心の国産ブランド、パナソニック製エネループなら、単3タイプ4本で1336円、1本あたり約344円です。値段だけ見ると高く感じますね。

ちなみに耐用回数は1000回と書かれていますが300回も使えれば上々でしょう。その10分の1の30回としても、エネボルトで1本当たり7円/回、エネループで1本当たり11円/回です。初期費用はかさみますが思ったより経済的ですね。

高容量タイプならもう少し高くなります。通常タイプの電気容量は2000mAh程度に対して、高容量タイプは2700~3000mAhです。約1.5倍長持ちする代わりに寿命は半分程度のことが多いようです。

大容量タイプのエネボルトなら単3タイプ8本で2690円、336円/本です。お手頃なエネボルトも高容量タイプは値が張りますね。

パナソニック製エネループの高容量タイプ「エネループプロ」は単3タイプ4本で1528円、382円/本です。高容量タイプは価格差が小さいので安心の国産ブランドを選んでも良いのかもしれません。

高容量タイプは充電回数が短いようで、80回程度で寿命を迎えることもあるようです。通常タイプよりもやや経済性に劣りますが、面倒な電池交換頻度を少なくしたい人にはおすすめできそうです。

充電器購入費用

忘れてはいけないのが充電器の購入費用。今までアルカリ乾電池を使っていた人が充電池に乗り換えるかどうかの判断材料に欠かせませんよね。

充電器は減価償却法で考えましょう。購入費用を耐用回数で割って1回あたりの費用として計上します。充電池と同じ考え方ですね。

4本同時充電可能なエネボルト用充電器なら1390円です。30回使うとすると、1回あたり11.6円/本です。同じく4本充電タイプのパナソニック用なら2200円なので、30回使用で1回あたり18.3円/本ですね。

ちなみに充電器は充電池に対応する専用品を買いましょう。故障の原因になります。

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使えば使うほどお得なニッケル水素電池

ここまで来て、冒頭のグラフをもう一度見てみましょう。左3つがアルカリ乾電池、右4つが30回使用時の1回あたりニッケル水素電池費用です。充電器費用が半分以上を占めていることがわかります。

アルカリ乾電池とニッケル水素電池のコスト構造比較。充電池は電気代、電池本体価格、充電器から構成されます。30回耐用時のコスト構造比較を示します。

何回で元が取れるかを確かめるには充電器購入費用も忘れずに考慮する必要があります。それでも一番安いダイソー電池と比較して、エネボルト赤では30回使用でトントンです。

ここでのコスト構造のポイントは、充電器が固定費相当になっていることですね。充電器はなかなか壊れないので、1回買ってしまえばずっと使えると考えて良さそうです。

充電池本体は準変動費ですね。繰り返し使えますが無限に使えるわけではなく、来たるべき寿命があります。それでも30回でダメにはなりません。

電気代は変動費です。ただ誤差レベルなので気にしなくてもいいと思います。

ちなみに50回、100回と使った場合は、充電池がもっとお得になります。高容量タイプは100回も使えないのでカッコ表示にしてます。

アルカリ乾電池とニッケル水素電池のコスト構造比較。充電池は電気代、電池本体価格、充電器から構成されます。50回耐用時のコスト構造比較を示します。
アルカリ乾電池とニッケル水素電池のコスト構造比較。100回耐用時のコスト構造比較を示します。

こどものおもちゃなどは電源コードをできるだけ使いたくないので、経済的な充電池はお勧めです。国産ブランドのアルカリ乾電池を買うくらいなら、お試しで充電池を買っても十分元が取れるでしょう。安価なエネボルト赤でもアルカリ乾電池と同じくらい電池持ちして十分使えますよ。電池を買う手間も省けて一石二鳥です。

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素材さん

東大卒を活かせてない経歴の社畜。工場勤務のヒントを綴ります。転職、結婚、資産形成、資格取得、仕事感。共通点ある方のヒントになれば幸いです。 転職1回目で僻地突入、転職2回目で僻地脱出。/30代前半/東大卒(学部・院)→中小→大手JTC→超大手JTC/素材開発エンジニア/既婚/3人兄弟の真ん中

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