久々にコンビニでプリントアウトしたので、今日はプリンタに関する節約術を紹介します。
忘れたころに出番がやってくるプリンタですが、一家に1台持っている人が多いのではないでしょうか。ただプリンタの使用頻度が低い場合は、コンビニのプリントサービスを利用してプリンタを持たないという選択肢もあります。本記事ではプリントサービスを紹介します。また合わせてプリンタを購入した場合とのコストパフォーマンスを検証してみます。
■目次
▶プリンタを買うのはコスパが悪い
▶コスパを比較してみた
‣使用頻度で変わるコスパ
▶コンビニでの印刷サービス
‣①ネットでファイル登録してコンビニで印刷
‣②USBやスマホアプリで直接コンビニで印刷
‣持ち込み用紙でも印刷できる(年賀状もOK)
▶年賀状だけなら印刷サービスという手も
▶サービスは上手に活用して賢く節約しよう
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■プリンタを買うのはコスパが悪い

はじめに一番大事なことを言います。家でプリンタを購入するのは、ほとんどの人にとってコスパが悪すぎるのでお勧めしません。理由は3つあります。
・プリンタそのものが壊れやすい(⇒本体の買い替え頻度が高くなる)
・インクの消耗が激しい
・起動に時間がかかる
どれくらいの頻度で印刷するかにもよりますが、多くの人は月に1回以下なのではないでしょうか。それもほとんどは年賀状の印刷だったりしませんか?
・プリンタそのものが壊れやすい
プリンタ本体は週1回程度使うことを想定して作られているようです。月1回以下しか使わない場合、インクが噴射されている印刷ヘッドと呼ばれる部分が詰まりやすくなります。調子が悪くなって数年に1回買い替える人も多いのではないでしょうか。
・インクの消耗が激しい
このため最近のプリンタは印刷ヘッドクリーニング機能が装備されていますが、クリーニング時にインクを大量に消費するためすぐにインクがなくなってしまいます。それでも使用頻度が低いと故障しやすくなってしまいます。
また安価な代替インクを使うことも考えられますが、ヘッドが詰まりやすくなって長い目で見ればかえってお金がかかってしまいます。
・起動に時間がかかる
プリンタが印字し始めるまで結構時間かかりませんか?我が家の前のプリンタ(2012年製、結婚前に妻が持っていたもの)は繋いで印字が始まるまで5分くらいかかっていました。結構イライラします。
■コスパを比較してみた
では実際に家庭用プリンタを購入した場合の1枚当たりの印刷コストを比較してみます。プリンタは価格ドットコムで最人気だったbrother製A4複合機DCP-J577Nをモデルにします。本体購入価格はAmazonで8253円(2019年4月15日現在)です。
インクはbrother製純正とし、お徳用4パック入りを購入する前提としました。購入価格はAmazonで3499円(2019年4月15日現在)です。
brother公式HPによると、1パックのインクカートリッジで連続印刷、印刷密度5%として、A4サイズ500枚とのことです。つまりメーカー側で最も理想的な状態という事になります。連続印刷というところもポイントですね。
理想状態では10.3円/枚
まずはメーカー見解を素直に受け止めて1枚当たりのコストを比較してみます。1カートリッジで500枚なので、インク代のみであれば単純計算して7.0円/枚です。毎年500枚印刷し、法定耐用年数の5年間本体を使うとすると、本体代金込で10.3円/枚です。これなら家でプリンタを買った方がオトクです。しかし落とし穴があります。
間欠使用では51.5円/枚
では僕の実感をもとに補正してみます。過去にプリンターを使っていて、500枚も印刷できた試しがありません。最近のプリンタは性能が上がっていて昔ほどではないかもしれませんが、使用頻度が低く、かつ1回に1-2枚しか印刷しない様な使い方だと100枚以下ではないでしょうか。
ここでは1カートリッジで100枚使えるとして考えてみます。インク代のみだと理想状態の5倍、35円/枚ですね。理想状態と同じように毎年100枚、本体を5年使うとすると、本体代込みで51.5円/枚です。思ったより高くなってきました。
間欠使用で使用頻度が低いと76.3円/枚
めったに使わないケースも想定してみます。僕の場合、プライベートでは年賀状を含めて1年間でA4用紙を40枚くらいしか印刷していません。上記と同様に本体を5年間使うとすると、本体代込みで76.3円/枚となりました。ほとんどのご家庭ではこのパターンくらいの使い方ではないでしょうか。
コンビニのカラーコピーが60円程度であることを考えると、プリンタやインクを都度購入するよりもコンビニの方が安い気がしてきませんか?
■コンビニでの印刷サービス

コンビニでの印刷サービスは大きく分けて2つ。一つは事前にネットで登録したファイルを印刷する方法。もう一つはデータを持っていき、その場で通信させて印刷する方法です。それぞれ詳しく見てみます。
①ネットでファイル登録してコンビニで印刷
①はパソコンからの印刷が手軽にできますが、慣れないうちはちょっと登録作業が面倒かもしれません。出先で急に印刷しないといけなくなった時にもすぐに対応できるのは大きなメリットですね。
僕は就活の時に持参物の印刷版を汚してしまい、急遽ネットカフェで文書を登録して印刷し直したことがあります。
ネットプリント(リンク先は公式HP):セブンイレブン
印刷料金は通常のコピー料金プラス10円です。お札には対応していないので、枚数が多い時はレジで「コピー機を使いたいので両替お願いします」と言えば両替してもらえます。
②USBやスマホアプリで直接印刷
お薦めはこちらです。①の方法では予めパソコンからファイルを登録しておかなくてはなりませんが、こちらはデータをその場で印刷できます。誰かにファイルをメールで送ってもらって、そのまま印刷することもできます。
★持ち込み用紙でも印刷できる(年賀状もOK)
普通のコピー用紙はいいけど、年賀はがきくらいしか印刷しないのでウチはプリンタ買わないといけない、と思ったあなた。実は余り知られていませんが、コンビニ印刷は持ち込み用紙でも印刷が出来ます。印刷の時に持ち込み用紙を使うかどうか選ぶ画面があるので、案内に従って簡単に印刷できてしまいます。
最近は年賀状を送る人も少なくなってきているので、20-30枚くらいしか印刷しないという人も多いでしょう。年間40枚印刷した場合のプリンタ本体代込み費用は76.3円/枚でしたね。1枚60円でカラー印刷できるので少量ならコンビニの方がお手軽で安く済みますよ。僕は2019年の年賀状はセブンイレブンのマルチコピーで印刷しました。20枚だったので印刷費用は1200円でした。
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■年賀状だけなら印刷サービスという手も。
こうして比較してみると、印刷だけなら業者に頼むという手もあるのではと思って調べてみました。世の中には便利なサービスがあります。デザインや枚数などにもよりますが、40枚で2800円~(印刷料金のみ、はがき代は別途)となっており、単純計算だと70円/枚です。
家庭用プリンタでインク切れの恐怖と闘うくらいなら、プロに依頼するというのも有力な選択肢ですね。僕も2020年の年賀状はこのサービスを使ってみる予定です。
■サービスは上手に活用して賢く節約しよう
資産形成で重要なことは、まず支出を抑える事。一家に1台はプリンタがあって、当たり前のように使ってきているかもしれません。たまにしか使わないのに意外とお金かかるよね、って思った人もいらっしゃると思います。そう感じた貴方、この記事を読んで素直に受け止められた貴方は、きっと聡明な方でしょう。プリンタやインク買い替えのタイミングで一度考えてみても良いと思います。
世の中にはどんどん良いサービスが出てきています。コンビニのプリントサービスは実は7-8年前からありますが、2019年現在でも意外と使っている人を見かけない気がします。当たり前の不便さに疑問を持つ習慣を身に着け、賢く節約してゆとりある生活を送りましょう。
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