【情弱をカモに】宝くじ10万円買ったら…

テレビ朝日で20-22時で放送されているビンゴ5の特集があまりにもひどいと思ったので、ちょっとコメント。情弱はカモにされる典型です。

宝くじは一攫千金の夢のチケットだと思っている方に読んでいただきたい内容です。

ビンゴ5とは、ビンゴの各升目にある5個の数字から1個を選び、合計8個の数字を選ぶ宝くじです。ビンゴのラインがたくさん揃えば、当選金額が上がるクジだそうです。1ラインで200円、8ライン揃えば555万円当選らしい。

宝くじ研究家によると41理論に従えば高額当選確率が上がるとのこと。41理論とは対角の合計が41となる確率が57%であって、これを守れば当たりやすくなるという法則らしい。

なんとなく組合せパターンだけの問題のような気がする…ということで胡散臭いと思いながら酔っぱらいが真面目に計算してみました。酔っ払いがさくっと計算しただけなので字が汚いのはご容赦ください…

単純に確率計算すると357／625＝57%。当たりやすくなるというのは不正確で、当たり前のことを言っています。対角を足して41になる組合せの数が多いだけのことです。視聴者をバカにするにも限度があるでしょうと。

高校1年生の定期テストに出てきそうなレベルです。回答目標時間は5分くらいでしょうか。でも意外と中高あたりの勉強をおざなりにしてきた人も多いでしょうから、漫然とテレビを見ているだけでは気づけないかもしれませんね。

他にも色々としょーもない仕掛けが色々とあって、久々に見ていて不愉快になるレベルでした。

こうしてネギを背負ったカモである情弱を宝くじ業界に引き摺り混むんでしょう。

ビンゴ5は還元率45%の期待値大幅マイナスサムゲーム。胴元で55%取られた後の残りカスを当選者で分け合うゲームということです。自分だけは出し抜けると思い込める幸せものだけが楽しめるゲームなのでしょう。

意図的なミスリードを誘うマスメディアも落ちぶれたものですが、これで騙される人がいるから放送されるんでしょうかね。大人も子どももきちんと勉強して、あっさり騙されないようにしたいものです。

意図的に騙そうとする報道もダメですが、嘘を適当に並べたてるのは論外です。社会全体から見れば嘘情報を拡散することは価値を棄損する行為です。マスメディアはデータ捏造まではやらない点ではまだマシなのかもしれません。

故意のミスリードに振り回されないためには、相応の判断能力を身に着けることが必要です。安易に騙されないようなリテラシーを備えた品格のある大人になりましょう。