NISA枠でPM株、IBM株を追加投資しました。
合わせて米国株ポートフォリオを考えてみました。
米国株を追加投資しました。10月に入って、PMとIBM株を合わせて約30万円分の追加投資です。
2017年のNISA枠も残り25万円程度となってしまいました。年間120万円という非課税枠も、銘柄切り替えを進めるとあっという間に埋まっています。
NISA枠
・JNJ (19株)
・IBM(20株)
・KO(10株)
・PM (10株)
特定口座枠
・XOM (60株)
投資を進めながらではありますが、ポートフォリオ体制がだんだん見えてきました。選定銘柄は大体
次の通りです。
■エネルギーセクター
投資対象…XOM
電気自動車がもてはやされている中、世間一般の石油株に対する期待は低そうです。イギリス、フランス、オランダなどの北欧先進国では2025年~2040年にガソリン車販売が禁止されることが決まっています。
しかし人口構成比率の高い発展途上国では、ガソリンなどの石油エネルギーを簡単に排除することはできないでしょう。この先数十年間石油はなくならないでしょうから、我々の報道から受けるイメージ通りに電気自動車への代替が進むとは考えにくいです。
低い世間の期待が株価に織り込まれつつありますが、期待値が低い分期待値を上回るだけのリターンを得ることはそれほど難しくないと判断して投資継続します。
■ヘルスケアセクター
投資対象…JNJ
言わずと知れた優良株で55年連続で増配しています。医療用医薬品以外にもリステリンなどの生活になじみ深い製品も持っており、十分なリターンが得られると考えています。
■情報技術セクター
投資対象…IBM
Google等のイケイケ成長株は世論期待値が高く、期待値を上回る利益創出が難しくなってくると暴落するリスクがあります。Google自体は成長性も高く有望な企業だと思いますが、世論期待値が高すぎて株価が高騰しすぎているように思います。「キャピタルゲインを積極的に狙わない」というマイルールに則って手を出しません。
IBMは直近売上も下がり気味ですが、潤沢なキャッシュフローがあること、総還元性向・配当性向ともに余力があること、高配当ということで投資対象として選定しました。
■生活必需品セクター
投資対象…PM、 KO
マールボロで知られるPM(フィリップモリス)ですが、個人的にタバコ株はジリ貧かなと思っていた節もありました。ただ大きな設備投資が必要ないこと、電子タバコの登場による副流煙問題の解消などにより一定の需要は継続すると考えられることから、企業としてはまだまだ存続していくと考えています。
世間の期待値が低いため割安に放置されがちで期待値以上の配当リターンが得やすいこと、企業価値が低下しても自社株買いで1株利益(EPS)は一定の水準が保てる可能性が高いと考え、投資対象として適格と判断しました。
KO(コカコーラ)はお馴染みですが、新興国などで根強い需要があり継続的に配当収入が見込まれると考えています。
■資本財セクター
投資対象候補…MMM or/and GE
MMMは60年増配の超優良株。産業用として広く普及しており絶対的な地位が続くと考えています。難点は少し割高で配当利回りが2%台と他の米国株銘柄と比べると若干物足りないところ。NISA枠ではなくて特定口座枠で購入すべきかもしれません。
GEはトランプ相場で右肩上がりが続く米国株の中、右肩下がりの下落を見せています。逆に言うと絶好の仕込み時なのかもしれません。ただ近年の業績を考慮するとリスクが高い投資になるので、事業内容をしっかりみて考えたい銘柄です。
■通信セクター
投資対象候補…T or VZ
米国通信セクターはイマイチ現地での実感がつかめないのが痛いところです。4%台後半~5%の高配当は魅力ですが、国内のKDDIやNTTドコモへの投資でもう少し業界動向を勉強してから手を出すかどうか見極めします。
■金融セクター
手を出さない
これから金利上昇局面を迎えるとオイシイ業界のような気もしますが、浮き沈みが激しく「長期インカムゲイン狙いの投資」という上位方針にはそぐわないので絶対に手を出しません。
■素材セクター
手を出さない
技術系会社員としての得意分野で事業内容が理解しやすいセクターです。ただ素材分野は原料代の価格動向を大きく受けつつも、タイムリーな価格転嫁が難しく利益が乱高下しやすい性質があります。また美味しいところを装置産業等の他業種に搾取されるようなビジネスになりつつあると感じており、米国株に限らず継続的に利益を得ることが難しいと判断し、米国株投資対象からは除外することとしました。
■残課題
投資対象銘柄選定はほぼ完了しましたが、残課題は投資対象ルールです。購入頻度は1-2か月に1回、どんな相場状況でも淡々と購入することとします。頻度は月1回で固定としたいのですが、月あたり10万-15万程度しか投資に回せない状況で、0.45%かつ最低でも5USDの手数料がかかってしまう事情を考慮してこのようなルールとしました。
あとは銘柄の購入方法ですね。1回ごとに1銘柄とするか、分散して毎回複数銘柄にするか。資産と投資可能金額がそれほど多くないためどうしても手数料が足かせになってしまい、合理的な銘柄購入ルールが決められずにいます。これも順次購入を進めながら、半年くらいかけてルールを決めていく事になると思います。とにかく重要なのは投資金額が小さいうちに投資ルールを決めて淡々とルール通りに投資することです。投資ルールがなければリーマン不況等の絶好の仕込み時に狼狽し、投げ売りすることになってしまいます。
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