ボトルコーヒーでお馴染みのジョージアクラフトマン。最近はどこに行っても大人気で手に入らないこともしばしば。日本で大ヒットを生み出すコカコーラの投資対象としての魅力を確認してみましょう。
ボトルコーヒーの2大巨頭
いわずもがな、サントリー社クラフトボスコーヒーとコカコーラ社ジャパンクラフトボスですね。第3位には伊藤園社のタリーズが控えていますが、大きく水を開けられていると言えるでしょう。
もちろん、僕は2018年に3種類とも飲んでいます。ドライブや出張のお供に最適ですからね。ブラックは胃に負担がかかるので、いつもラテシリーズを愛用しています。
ボトルコーヒーは2017年クラフトボスが始まり
そもそも昔はあんまり見なかったボトルコーヒーが、いつの間にか日常に溶け込むようになりましたね。ボトルコーヒーはサントリー社が2017年4月に発売したクラフトボスが始まりです。これまでドライブのお供はボトル缶コーヒーだったのですが、ついに出たなと思った記憶があります。
都会の駅自動販売機やコンビニ、住宅街のドラッグストアやスーパー等で売り切れ続出し、出張中に買えなかったことを思い出します。ドライブのお供には地方のコンビニで買うことが多く、大抵どこでも買えましたけど。
ジョージアクラフトマンの追従が2018年に始まった
参入障壁の低い飲料市場、サントリーが開拓してバカ売れしたペットボトルコーヒー市場を指をくわえて見ているだけで済むわけがありません。そんな中健闘したのがジョージアジャパンクラフトマン。2018年4月に発売し、業界の覇者ぶりを見せつけます。
クラフトボスは2017年に1000万ケース(1ケース=24本)、2018年1-9月に2000万ケースを売上げています。一方クラフトマンは後追いながらも1-9月期に590万ケースを売り上げました。
ジョージアクラフトマンの強みはブランド力+商品力
コカコーラ社がこれまで築き上げたジョージアブランドを最大限活かしつつ、得意なマーケティング力と商品力で追従しています。
サントリー社のクラフトボスラテは後味が人工甘味料風味がして、個人的にもうひと改善欲しいと思っていました。そんな中リリースされたクラフトマンはまろやかさ、苦み、コク、後味すべてで完璧な商品に仕上げてきました。さすがはコカコーラ社です。
コカ・コーラ社の日本で大ヒットがスゴい!
コカコーラ社の日本シェアは低下傾向
2017年のシェアもコカ・コーラ26.7%に対して、サントリーは21.5%となっており、一大シェアを握るコカコーラ。しかし、近年はシェアの低迷が続いていて、数年以内にはサントリーに抜かれると言われています。
世界、中国の販売量を考えれば日本の重要度は低い
でも実はコカコーラが日本市場でやる気がないだけ。過去15年でコカコーラ社の世界販売数量は1.5倍になる中で、日本はちっとも増えていません。一方で同じアジア地域の中国は3倍になっています。コカコーラ社が日本市場で頑張る意味が薄れていて、優先度が下がっているのは明らかです。
明暗の別れるサントリーとコカ・コーラ
さて、そんな日本でやる気のないコカコーラ社が販売するジョージアジャパンクラフトマン。ここ半年くらいはサントリークラフトボスが山積みになっている横で、ジョージアジャパンクラフトマンが売り切れになっている状況を良く見かけるように。 2018年10月以降のオフィシャルデータが見つけられなかったので、定量的な考察が出来ないのが残念。。。
しかも都心の自販機やコンビニだけでなく、地方のドラッグストアやスーパーでも。関東の片田舎でも、東海の片田舎でも、近畿の片田舎でもそうでした。全国的な傾向なのでしょう。
職場の自販機でもクラフトマンとクラフトボスは両方販売されていますが、クラフトマンしか見ません。それだけクラフトマンの方が後味にクセがなく飲みやすいのでしょう。
コカコーラ本体はまだまだ安泰
やる気のない日本市場でサントリーが開拓したペットボトルコーヒー飲料市場を容易く横取りしてしまったコカコーラ。 日本市場でシェアを落としていても 業界屈指のブランド力とマーケティング力、商品力は健在です。最高値を更新し続けるコカコーラ(KO)ですが、少しずつ買い増ししていきたいところです。
なお2019年7月時点でのKO保有数量は45株、平均取得価格は45.28ドルです。ちなみに本記事での投資対象はNYSE上場のコカ・コーラのことです。
東証上場のコカ・コーラ ボトラーズジャパン(2579)は製造子会社のことで、製造子会社が有望であるということを示しているわけではありません。
日本のコーヒーショップ市場を狙うならコメダ珈琲です。他のコーヒーチェーンとは収益基盤が異なりますね。
-
コーヒーチェーンへの投資はコメダ一択
以前保有していたコメダ珈琲を含む、3大コーヒーチェーン毎を投資対象として分析してみました。売却済み銘柄ですが、投資銘柄としての魅力を調査してみます。2019年8月に内容を見直し、2019年3月決算内容 ...
続きを見る